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学習法を制すものは、英語力も制す?自分にあった記憶スタイルの話

「英語力をつけたい」

そう勢いづいても、書店に行けば掃いて捨てるほど多様な参考書のせいで目が回り、結局手の付けどころがわからなくて撃沈という経験をしたことはあるだろうか。

「これだけやれば完璧!文法」とか「◯日でマスターできる英単語」とか、胡散臭い魅力的な売り文句のせいで、私自身、自分に適した英語学習法を見つけるのに散々頭を抱えてきた。

VA(R)Kラーニング・スタイル -自分の記憶タイプを知ろう-

その解決策の1歩として、今から約100年前に提唱されたVAK Learning Styleを紹介したい。

VAKとは、それぞれVisual (視覚派)、Audio(聴覚派)、Kinesthetic(体感覚派)ことで、どの五感を刺激すればより記憶に繋がるか、を表したモデルある。

ラーニング・スタイルと表現されることが多いが、実際には学習スタイルではなく記憶スタイルのこと。

1980年代後半にはニュージーランド人教師であるネイル・フレミングによりRead/write(言語感覚派)が追加され、VARKラーニング・スタイル(記憶スタイル)が一般的となった。

まずは自分の記憶スタイルを知ることが大事なので、是非試して欲しい。

試してみよう! VARKタイプ調査(日本語)

※該当するものがあれば複数チェックを入れるのも可。逆に該当するものが無ければ空欄も可。

上記アンケートはあくまでも一例で、オンライン上には出どころが確かでない無数のテストが放し飼いにされている。より確信を得たければ、複数のテストで結果を集めるのがベターだ。

VARKそれぞれの記憶スタイルと効果的な学習応用例

学習における記憶スタイル、つまりどのような学習法がより効果的であるかどうかは、VARKそれぞれのタイプによって異なる。

Visual(視覚派)さんの場合

視覚から得る情報に強く、かつ自らも情報を可視化したうえでの発信を好むタイプ。

物を覚えたり説明する際に、図・グラフに頼ったり、記号を頻繁に利用したり、絵を描いたりする傾向にある。

学習例①)比較表現(比較級・最上級)の単元で、背比べ/ higher, shoter、国土比較/ bigger, smallerなどの差を実際にビジュアル資料で提示する。

学習例②)「スペルも読みも RPG風の語呂合わせで完全暗記!」from 英語びより

Audio(聴覚派)さんの場合

耳に入ってきた情報に強く、人から聞いたこともよく記憶するタイプ。モノマネ上手や、絶対音感もこの部類に入る。新しい言語に触れても、歌を覚えるようにフレーズで記憶することができ、発音の再生率も高い。

学習例①)同じ洋楽を覚えるまで繰り返し聴く。
学習例②)音声で読み上げてくれる単語帳を導入する。 “芝刈り機。A lawn mower.”

Read/write(言語感覚派)さんの場合

自ら文章を書いたり、まとめたりすることでやる気に繋がるタイプ。記憶するというプロセス自体に価値を置き、言葉の辻褄が合うかどうかにもこだわる。箇条書きを好む傾向もある。

学習例①)辞書を引いて単語の語源を調べてみる。
学習例②)インプットした学習内容をノートに簡潔にまとめてみる。

Kinesthetic(体感覚派)さんの場合

感覚派は、実際に自分が経験することによって情報がより根強く印象に残るタイプ。ごちゃごちゃ言われたってよくわかんないから、とりあえず行動してみたい!という方向きだ。実際に起きた出来事は忘れない。

学習例①)ドアを開けて/ Open the door、座って/ Sit down、右手を上げて/ Raise your right handなど教師が指示を出し、生徒に応答してもらう。
学習例②)実際に現地視察をし、植物などを収集する。

VARK全部の要素を持っていて、それか1つに絞れないという方も少なくないと思う。それはそれで自然なことなので、気にする必要はない。実際、得意とする記憶スタイルを複数持っている人は50%〜70%いるとも言われている。場合によっては、4つ全ての要素を意識的に使い分けられる子もいる。

大切なのは、自分のVARKスタイルが相手のそれに当てはまらない場合もあるということを理解しておくこと。自分の良かれと思っている伝え方が、相手にとっては一番理解しにくい方法ということもあり得るのだ。

このVARKモデルは、A君の記憶スタイルが、Bさん、その他大勢にとってのベストとは限らないため、クラス単位での学習法を見極めるには汎用性はとてつもなく低い。また同じ生徒が、恒常的に記憶スタイルを維持するという証明もされていない。非常に流動的な指標と言える。

従って教師側にとって理想なのは、授業1コマの中に、できるたけVARK全てのスタイルを組み込めること。

そして生徒側にとって理想なのは、自分の記憶スタイルに合った勉強法で教えてくれる先生に教わることだと思う。

独学の場合は、自分の記憶スタイルに近い参考書を選ぶようにすれば、よりスムーズな学習に繋がるかもしれない。

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

皆さんは、どんなタイプでしたか?

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本日も最後まで読んでくださってありがとうございました!