シンガポールで在宅勤務するメリット4選

最近流行りの在宅勤務。

前回はデメリットばかり並べ立ててしまったので、今回は気分が明るくなるように、シンガポール在宅勤務のメリットを列挙しよう。

メリット1: 朝活が簡単にできるようになる

1つ前の記事<シンガポールで在宅勤務するデメリット4選>の最後に、日本人の3人に1人が在宅勤務を「やってみたい」と回答をした調査を紹介した。

国土交通省都市局都市政策課都市環境政策室 平成27年度テレワーク人口実態調査-調査結果の概要- より)

うち上位2つ「通勤や移動の負担軽減」「自由時間の増加」をまとめて、まずは「朝活が簡単にできるようになる」というメリットを主張したい。

シンガポールで前職に就いていた時は、朝起きてから会社に着くまで、だいたい1時間を要した。

朝起きて身なりを整えるのに5分。

私は朝ごはんを食べなければ1日を始められない人なので、残り物をかき込んで片付けまでして10分。

家を出てからバスに乗るまで10分。

残りの移動時間35分。日本だったら確実にもっと時間を要しているだろう。

自論だが、朝の1時間は、夜の3時間に匹敵する。この本来会社に移動するはずの朝の1時間で、一体どれだけの仕事を片付けられるだろう?

起きてしばらくは物事をまっさらな頭で考えられるので、仕事も朝の方が捗る。昼食後は腹の皮が張って目の皮がたるんでしまうし、夕方になるともはややる気が起きない。

在宅勤務の場合は朝の意識がはっきりしている時間を、有意義に仕事に当てられることが魅力だ。

メリット2: 誰からも監視されない自由な環境

在宅勤務は、自由奔放やりたい放題。ボサボサの頭で足組みながら資料作ってても、気分をスカッとさせるために爆音で音楽流してても、誰からも咎められることはない。

お昼ご飯だって、周りに合わせて12時から13時で無理やり済ませる必要はない。

アイディアに行き詰まった時は、しばらく本を読んだり、無心で料理したり、昼寝したり、爪切ったり、思いのままに自分の時間を過ごせる。

もちろん在宅勤務だからといって仕事に対する責任が変わるわけではない。むしろ普段自分の姿が周りに見えていない分、メールや仕事内容でパフォーマンスを見せる必要はある。ただし期限内にきちんとやることをやっていれば、仕事態度は何も言われないので、実にストレスフリーである。

メリット3: 町全体の昼の顔が見えてくる

会社と家の往復を繰り返す日々だと、自分の住んでいる町の昼の顔を、案外知らないものだ。

在宅勤務になってからはカフェで仕事をしたり、平日昼間に郵便局やスーパーに足を運ぶことも増えたので、シンガポールの平日模様を新たに知るきっかけとなった。なんとなくだけれど、シンガポールに暮らす人たちの生活を、今までよりも深く垣間見れている気がする

例えば先日、うどん屋さんで見かけたシンガポール人の4人家族。父母と、まだ小学生入学前であろうお兄ちゃんと、その妹だ。空の器を横に退けやって、机の上に何やら広げていると思ったら、算数の教材だった。お兄ちゃんの目の前にお父さん、妹の目の前にお母さんがそれぞれ座り、徹底的に個別指導に徹していた。しかもまだ幼稚園生であろうお兄ちゃんの解いていた問題は、2桁+1桁の足し算だった。

また図書館で、大学のプレゼン発表の準備をする男子学生らと机をシェアした時もある。4人組でメガネ率100%の超優等生ルックの彼らは、香港発のITベンチャーを誘致して自分たちのロボティクス事業を拡大するという企業向けの提言をまとめていた。彼らが持っていた授業のオリエンテーション資料から、大学2年生だということがわかって、シンガポールの大学の先駆的な教育に驚いた。

また違う日の昼下がりには、どこからともなく湧き出たシンガポール人のおっちゃんたちがホーカーに群がり、ビール片手に賭博三昧している日常を知った。

普段見ることのなかったシンガポールの一面に触れるのは、素直に面白い。

メリット4: 家族との時間を多く取れる

会社で残業という概念がなくなるため、夕食の時間は基本的に、家族の帰宅時間に合わせることができる。夫婦ともに残業でいっぱいいっぱい、顔合わせられない!なんてことがなく、安心である。

子どもがいれば、更に有り難みが増すこと間違いなし。

在宅勤務してみれば、良さがわかる?

以下は、実際に在宅勤務をしたことがある人・ない人が、それぞれ考える在宅勤務のメリットだ。赤い囲みの項目は、国土交通省平成27年度テレワーク人口実態調査-調査結果の概要-で、両者で大きな差が見られたと指摘されている。つまり青線と緑線に差があればあるほど、実際に在宅勤務をしてからその利点を大いに享受する可能性が高い。

調査では、すべての項目において、在宅勤務を経験した人からの評価が上がっていた。反対に、在宅勤務のメリットが「特になし」と答える層は、在宅勤務をするとほぼ半減していることがわかる。

在宅勤務を経験したことがなくても、実際にやってみると、その良さに目覚めるのかもしれない。

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本日も最後まで読んでくださってありがとうございました!