将来国際協力分野で働きたい学部生のための求人サーチ&やっておくべきこと

先週、ホーチミン発のメコン川ツアーに飛び入り参加してきた。

総勢20人ぐらいのグループで、どんぶらこっこ小舟に揺られていく1 Dayツアーだ。仲良しグループで参加している欧米人、シンガポール人夫婦、一人旅をしているチョコ人女子の他に、日本人の大学生カップルも同乗していた。女の子の方が、日本人ですか?とフレンドリーに声をかけてきてくれた。

話を聞くと、彼らは都内の大学1年生で、教育学を専攻しているそうだ。夏休みの期間を利用して一ヶ月も東南アジアを回っているらしい。

バックパッキング好きなの?と尋ねると、「卒業したら国際協力分野で働きたいので、途上国を回っているんです」という答えが返ってきた。

インターンやボランティアなど様々な方法が存在するけれども、今のご時世そんなものはありふれていて、彼ら自身も何を選べば良いかわからず困っているという。

国際協力分野の求人を探す方法

国際協力分野に関わる学生は多い。その中でも特に途上国に関わりたいという人は星の数ほどいる。

ベトナムで出会った女子大生は「卒業したら」と進路選択として国際協力分野を語っていたけれど、正直新卒で国際協力分野に進むのは、学生時代に国際協力分野に関わるよりもはるかに難しいと思う。現地ですぐに結果を出せる経験者採用なので、新卒を求めることがほぼ100%ないからだ。

国際協力は私の専門ではなかったにしろ、学生の間に国連で1年、NGOで1年、地域ボランティアで半年間この分野に関わった身としては、卒業後よりも、むしろ学生の間に国際協力のフィールドを経験しておくことは大事だと思う。私の場合は、主に以下4つの方法で情報を集めていた。

UNjobs.org

アジア開発銀行、ILO、国連など様々な国際機関の求人情報が充実しているポータルサイト。国連一つとっても、未経験のインターンから国連常駐調整官(Resident Cordinator)と呼ばれる各国事務総長レベルの求人まで、多様な求人を見ることができる。派遣期間ごとに検索をかけることもできるし、派遣国別に探すこともできる。基本無給ではあるがインターン情報も頻繁に更新される。

英語サイトのため、応募者は日本人に限らず世界各国から集まってくる。そのため他のサイトと比べると競合は多い。日本生まれ日本育ちの私には到底無謀な案件ばかり。ただし本気で国際協力分野で食べて行きたかったら持つべきスキルの指標にはなった。

PARTNER

JICAが運営している国際キャリア総合情報サイト。中途採用・経験者向けの案件が大半なので、ペーペー学生だった私が応募まで行き着いたことはなかったけれど、応募条件から「将来国際協力分野を極めるにはどのようなスキルが必要なのかな」と洗い出すには良いサイトだと思い、良く目を通していた。稀に新卒募集の案件もあり。比較的長期間に渡る派遣の公募案件と、短期間の公示案件(業務実施契約)でも求人を選ぶことができる。(公募と公示の詳しい違いはこちらから)

国際協力NGOセンター(JANIC)

認定NPO法人国際協力NGOセンターが運営する情報掲示板。「人材募集」というカテゴリーから、正規職員、契約職員、アルバイト、インターン、ボランティア、スタディツアーなど様々な関わり方の募集を探すことができる。①②と比べて学生向けの案件も多め。気軽に参加できる情報ばかりなのでオススメ。

④具体的なワードでGoogle検索

「体当たり100%なら海外就職・海外転職エージェントは使わなくていい」という、以前シンガポール新卒就職の記事で書いたことと重なるけれど。笑

やりたいことが明確なら、情報まとめサイトを使うのではなく、直接キーワードで探したほうが手っ取り早い。国際協力分野なら、例えば以下のように検索するとヒットすると思う。

2018 Job vacancy + ( 国名 )+( 機関名 )+( 分野 )

シンガポールでの就職には、着実にキャリアを積んでいく駐在出世コース、シンガポールで起業する意識高い系コース、夫の転勤を機...

その他、20歳から応募できる青年海外協力隊のシステムを使って学生の間に2年間働いてみるのも一つの道だ。

まずは「お試し」に徹してみる

「国際協力の分野で働きたい」という希望は、それだけではとても曖昧だ。

バックパック旅行中に出会った日本人に「どこ出身ですか?」と聞いて「アジアのどこかっす!」と返されるのと同じくらい広範囲で摑みどころがない。

なので卒業してから本気で国際協力の分野に進みたいのであれば、まずは国際協力のどの分野で、どの立場で、どういう国の、どういう問題を解決したいのかある程度明確にしておくことが大切だ。

同じ国際協力という分野一つとっても、例えば学生団体、NGO、国連でできることは全く違う。途上国のフィールドでできることと、本部のある先進国でできることも違う。やってることも、見ている角度も、全部。

これはどちらが良い悪いという議論ではなくて、もはや個人の好みの問題である。

国際協力の分野で働くなら自分はどういう関わり方がしたいのかを知るために、学生のうちは興味を持ったものに手当たり次第挑戦してみてはどうだろうか。

挑戦してみて、思っていたのと違うと思ったら、そこで気軽に方向転換できるのも学生の特権のひとつだから。

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本日も最後まで読んでくださってありがとうございました!