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身の丈にあった生活をすればシンガポールの生活費は安く済む

海外生活

シンガポールにやってきて早くも3年目に突入した。仕事やプライベート旅行でシンガポールを訪れた際に声をかけてくれる友人も多く、感謝の気持ちが尽きない。今月も、小学校の頃の友人と、大学時代の友人が、それぞれシンガポールに遊びに来てくれる。

私の友人にはユニークな人が多いけれど、中でもぶっ飛んでいるのが、2ヶ月間のアフリカ滞在経験を持つ大学時代の友人だ。現地の人々の貧困生活に触れ「私なんかが世界の水を汚してはいけない!」という境地に至り、帰国後1ヶ月も石鹸&シャンプー無しの生活を送った結果、サイババのようなゴワゴワ頭で大学キャンパスに登場し周囲をドン引かせた強者である。全く味のしない謎の茶色い実を、美味しい美味しいと言って幸せそうにほうばっていた顔を今でも忘れない…。

とにかく、そんな彼女がシンガポールに上陸するのは今回初めてだという。どんなことがしたい?とりあえずマリーナベイ周り散歩する?と尋ねると、マリーナベイサンズとか観光地じゃなくて日常生活が見たい。買い物する場所とか、働いてる場所とか。そう言ってくれた。

彼女は「シンガポールといえばマーライオン」ではなくて、実際に住んでいる人々の生活は異なる次元にあるということを十分に理解してくれているようだ。

身の丈にあった生活で安く暮らせるシンガポール

4月は日本のカレンダーの年度の節目として、シンガポールにおいて日本人滞在者の入れ替わりが最も多くなる時期だ。新しくやってくる人には、「シンガポールって生活するのにお金かかるよね」と半ば断定的に尋ねられることが多い。

しかし本当にそうだろうか。

シンガポールのローカル生活の実態は、実は観光客まみれのマリーナベイサンズのようなキラキラ生活とは程遠い。

特にお給料の低い新卒現地採用の私は、お金持ち駐在員のリッチ生活よりも、シンガポール現地人たちの生活に合わせた方が心地良いと感じる。みんなのイメージするキラキラ生活は、きっと私の「身の丈」に合っていないんだろう。例えば部屋一つとっても、何もかもが手の届く範囲にあるコンパクトな広さが好き。無駄に大きな部屋だと逆にスペースを持て余してしまう。

完全なるプライベートを求めるのであれば、シンガポールの家賃は独身でも月20万はくだらない。しかしシェアハウスが苦でなければ、一部屋で月に6万〜8万と一気に予算は下がる。

交通費は、国の端から端までバス移動しても250円に収まる良心的な値段設定。便利なGrabタクシーばかり使っていては出費がかさむけれど、それを電車・バスに切り替えるだけ月の移動費は多くても1, 2千円程度で留められる。

食費は、自炊中心の生活を送れば数万で足りる。ローカルスーパーの食品は、都内よりも圧倒的に安い。「ホーカー」と呼ばれる、自炊する習慣のないシンガポール人が集まる庶民の台所では、一食5ドル前後でシンガポール料理を楽しめるしね。

ちなみにラーメン1杯2千円しちゃうようなシンガポールだから、日本食ばかり食べ歩いていたら貯金はできない。食費は出費の抑えどころ。

洋服だって、もはやユニクロの価格設定を高いと感じてしまうくらい、ローカルのお店で安く購入できる。年中高温多湿で同じものを繰り返し切ることができ、また仕事着でさえペラペラのワンピース一枚で済むような国だから、当然おしゃれに対する出費は少なくて済むのだ。日系企業採用でなかった私の場合はなおさら、化粧をしている同僚の方が少なく、美容に関しては女子として恥じるべきほどの投資しかしていない。

というわけで、「衣食住」全てを合わせても、10万程度でシンガポール生活を送ることはできるのだ。むろん、海外旅行などしない月であれば、だけれど。

反対に高額の出費を要するのは、日本食レストランでの食事や、日系スーパーでの買い物、ゴルフやダイビングなどお金のかかる趣味。こういった場所や機会は意図的に避ければ良い。あとは車、住居の購入、そして子どもの教育費。私なんかが一生働いても返せそうにない巨額の資金が必要だけれど、今のところ予定もないので心配する必要はない。

煌びやかな観光地のイメージが先行して、生活費そのものが高いと思われているシンガポールだけれど、衣食住のレベルを身の丈に合ったレベルで揃えるだけで、快適節約生活が叶うのだ。

明日もお気に入りのホーカーで美味しいご飯を食べようっと。

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本日も最後まで読んでくださってありがとうございました!