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東ティモールの市民の足「ミクロレット」を乗りこなすコツ

東ティモール生活

東ティモールの首都ディリで「市民の足」の役割を果たす「ミクロレット」。ディリ市内全域をカバーしている上に、女性一人で乗っても危なくないので、ディリ訪問の際は強くオススメしたい移動手段である。

今回はそんな「ミクロレット」を乗りこなすコツと、まとめます(=・ω・=)

東ティモールってどんな国?
東ティモールに住んでいたと言うと開口一番こう聞かれることが多い。 東ティモールってどんな国? う...

ミクロレット利用時のポイント

【乗車時】

・ミクロレットに乗りたいときは、腕を振り上げて合図を送る。

そもそも2013年の段階では乗り降りの場所は完全に自由だったので、「乗ります」表明をしなければミクロレットは通り過ぎるばかりだった。2016年2月に戻ったときは一部「バス停」らしきものができていたけれど、やはり全てのミクロレットが停車するわけではない。自分の乗りたい番号が近づいてきたら、運転手に向かって合図を送ろう。

・乗車賃となるコインをあらかじめ準備しておく。

降車する際に慌てずに済むほか、車内混雑時にもバックをあさり周囲に迷惑をかけることがなくなるからだ。

乗車賃は10〜25セントほど。明確な決まりがなく、いくら出しても何か言われたことはない。女性だと「10セントでいいよ」とおまけしてくれることが多い。長距離お世話になるときは気持ち多めに50セントを手渡したり、手違いでコインがないことに気がついて謝ったときにはタダ乗りさせてくれたり、気分や状況によって変動する。

・「立ち乗り」や「乗り出し」。
東ティモール人は基本的に「女性」や「外国人」に対して紳士で優しい。ミクロレット混雑時には、バングラディッシュの満員電車のようにドア部分に掴まって上半身を乗り出すことが当たり前になるんだけど、この役割はティモール人男性が「危ないから」と言って決して譲らない。現地の人たちが言う「NO」には従うべきだと考えているので、座れと言われたら素直に座るようにしよう◎

【移動中】

ミクロレットは「暑い・狭い・臭い・うるさい」の4重苦を併せ持つ公共交通機関だけれど、慣れてしまえば最も安くて便利で、現地生活を味わうのに最適な乗り物である。

心臓破りのどデカイ低音に身を委ねるのも良いし、乗り合わせたティモール人たちと会話を楽しむのも良い。

・位置確認は自分で!

もちろん車内アナウンスなんてものはないので、自分で居場所確認をする必要がある。フロントガラスは上部半分が黒いシートで覆われており、左右の窓も肘〜肩にかけての定位置にある。つまり前方は確認しにくいので、降車の目印にするなら「○○を通り過ぎたら」など後部ガラスから判断できるものにすると良い。

東ティモールの公共交通機関「ミクロレット」の4大事情
ニワトリの鳴き声と、子どもたちの笑い声で目が覚めた。朝8時。夜のうちにエアコンの止まった室内には、熱気が立ち込めている。昨日見た天気予報によると、今日も34度を超えるらしい。木片の打ち付けられた「開かずの窓」から差し込んだ朝日が、太ももに当

【降車時】

下車するときは、乗車賃となるコインで窓枠や手すりを数回たたく。

乗車場所に同じく、下車する場所も自由だ。「カンカン!」という金属音が、「降ります」という意思表示になる。

・下車場所が近づいたら、できるだけ出口付近へと移動する。

これは東ティモール人たちが実践しているコツだ。途中で車体が止まる度に、ジリジリと車体の前方へスライドするのだ。これをせずにボーッとしていると奥へ奥へと追いやられて、窮屈な車内で体を丸めながら下車する羽目になる。猛暑日に荷物を持っていると、結構辛いんだこれが。私は何度、天井に頭をぶつけたことか…。

小さなコインを片耳にひっかけているお爺ちゃんや、「カンカン!」の代わりに、舌を上顎につけて発する「タンっ!」という「舌べらクリッカー音」で下車の合図を送る常連さんもいる。

熟練乗客たちの癖を真似てみるのも、楽しいかも?

ミクロレット路線図

オーストラリア出身のサム・フリッツ(Sam Fritz)氏によって、ディリ市内を走るミクロレット「1」〜「10」番の路線(2014年時点)が可視化されている。

Google Mapと同じ要領でズームイン/ アウトができる。

右端のバーを使えば、特定の路線のみ確認することもできる。

例えば「1番」と「9番」を選択すると、「赤」と「青」それぞれの車体カラーで路線が表示される。

出典:http://www.dilimicrolets.com/

東ティモールを旅行する時は、「1」〜「10」までを表示させた地図をカラー印刷しておくか、画像として保存しておくと便利かもしれない。Wifiは安定していないので、オフラインで確認できるのがベスト。

もしくは東ティモールの公用語「テトゥン語」を使って、ティモール人に尋ねるのも◎

○○へ行きたいんだ。

Hau hakarak baa ○○.

(はう はからく ばー ○○)

何番のミクロレットに乗ればいい?

Microlet saida baa ○○?

(みくろれっ さいだ ばー ○○?)

どうやって〇〇まで行けばいい?

Oinsa mak ita bele baa ○○?

(おいんさ まく いた べれ ばー ○○?)

ティモール人大学生による「ディリ観光マップ」

右も左もわからない!という方には、東ティモール滞在初日に目を通しておけば安心の地図がある。

2018年に国連開発機構(UNDP)の支援を受け、東ティモールの大学生らが製作したらしい。

ホテル・観光名所・スーパー・カフェの紹介リストが英語でまとめてある。

それから「ワルン(Warung)」と呼ばれる市民食堂。シンガポールで言う「ホーカー(Hawker)」のような感覚で、市民から愛されている食事処。このリストも含まれている。

PDF版はこちら▶「ディリ観光&宿泊マップ」「ディリ観光&宿泊リスト

日通ペリカントラベルネットによる「ミクロレット順路案内」

2018年6月に公開されたばかりの最新順路表だ。各バスの行き先が列挙してある。

どうやらディリ市内を走るミクロレットに「11番」と「12番」が追加されたらしい!

出典:https://www.pelican-travel.net/menu/detail/311?shop=TLS

最近、友人らから「東ティモール行ってみたい」とか「今度、東ティモール行きます!」という報告がポツリポツリと来るようになった。世界の果てまで行ってQなどテレビ番組でも紹介されているから、今後ますます観光地化されていくんだろう。来年あたりに、またこの地を踏めるといいな。

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本日も最後まで読んでくださってありがとうございました!